イケアは「スマホを充電できる家具」まで作る <動画>テーブルなどに無線充電機能を搭載
イケアとサムスン電子は3月上旬、スペインのバルセロナで開かれたMWC(モバイル・ワールド・コングレス」で、スマートフォンなどのモバイル端末をワイヤレスで充電できる機能を組み込んだ家具を発表した。
新たなサイドテーブル、電気スタンドなどには、「Qi(チー)」規格のワイヤレス充電パッドが内蔵されており、その上に充電したいデバイスをそっと置くだけで、充電が始まる。
既存の家具に組み込むことができるワイヤレス充電キットは30ユーロ、あらかじめ組み込まれた家具は20ユーロの追加コストがかかる。これらの製品は4月15日に欧米の店舗で先行発売され、その後、日本を含む世界で発売となる。
世界初の充電機能付き家具
ロイターの動画の中でサムスン電子英国法人・アンディ・グリフィス社長は次のように説明している。「ワイヤレス充電をビルトインしたものを発売するのはわれわれが世界で初めてだ。すばらしい新しい充電のあり方を体験してもらいたいし、その結果としてスマートフォンのバッテリーとの付き合い方も変わるだろう」
また、サムスン電子もメンバーである、Qiを推進するワイヤレス・パワー・コンソーシアム広報担当のライアン・サンダーソン氏は、Qiの仕組みについて次のように説明している。「これは基本的に、充電をするものです。こちらの送電側にあるコイルから磁界を発生させ、受電側のスマートフォンやモバイル機器のコイルとを共振させることで電力が発生するのです」。
ただしQiをそのまま使用できるスマートフォン、タブレットは限られており、ほとんどのモバイル機器は、受信コイルを埋め込んだ専用アダプターを充電端子につなげてから充電する必要がある。iPhoneも、専用アダプターがなければ使えない。その点は注意が必要だ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら