自分の力の限界、弱さとの戦いなのです。提出しないで済む方法をあれこれ考えては、「いやいや、あなたは何のために講義を受けているの? 恩返しするんじゃなかったの?」という原点に立ち返る。自分を奮い立たせてはまた落ち込むという繰り返しですよ。
あるとき、週末にまとめてやろうとするから無理があるのだと気づいた。9科目履修していたので、週末にすべてをこなすのは無理だった。週末は休みにして、睡眠時間を削ってでも平日に全部済ませる。そうすると、気持ちが楽になりました。仕事が立て込んでいても、1つか2つの科目なら、週末にずれ込んでもこなせます。

「そんなテーマは無理」と言われた
──最初は予防医学、その次にロボット工学を学びます。
ずっと予防医学を続けたかったのですが、担当の先生の定年退職の影響で、変更を迫られました。ほかの学生の助言もあって、次に挑戦したのがロボット工学。プログラミングの勉強から始めたり、また新たな難題が……。コツコツと勉強を続けるしかないのです。周りのサポートを得ながら、ロボット関連の装置を作りました。
その後は大学院の修士課程へ移ります。大学4年の終盤まで、大学院というのはその存在を知っている程度で、1ミリも考えていなかった。でも、企業の方からの助言もあって、研究を大学院で続けられる道があると知った。
この記事は有料会員限定です
残り 1529文字
