米倉涼子「ハマりそう」が印象に残る話題CMの正体 トヨタ「クラウン」を上回ってネット検索された訳
CTA有りのCMは後追いで放映したため不利な状況にあり、平日だとCTA無しに勝てなかったが、この商材特性として週末でのCTA有りは訴求力があり、不利な状況でもCTA無しを全体平均で上回ったのではないだろうか。
たしかに自分たちが視聴者だった場合、平日の忙しい時間帯に来店を促進するCTA有りのCMを見せられても心が動かないのではないかと思う。一方、リラックスしている平日の夜や週末はボディケア製品への興味が湧きやすく、効果が上がったというわけであろう。
あるいは、平日の忙しい時間帯にながら視聴したCMの印象がなんとなく残っていて、週末にあらためて検索した可能性もある。
有効なCTAも、むやみに出されると逆効果?
結論を述べれば、CMの最後に入る「詳しくは、ウェブで」のようなCTAについて、広告主の立場になれば数値上は出したほうが良いことは間違いない。しかし、むやみに出すのではなく、視聴者がCMを見るタイミングによってCTAの有無をうまく使い分けることが重要だと言えるだろう。
また、今回のドクターエア「エクサガンハイパー」のCMのように、製品名よりもブランド名である「ドクターエア」のほうをより強く印象づける狙いがあるクリエイティブにおいては、ウェブへ誘導した際にCMで見た製品だとすぐにわかる設計もカギとなりそうだ。
ドクターエアの場合、ウェブサイトのトップページにCMのクリエイティブと同じテイストのバナーなどを配してある。これは訪問者から見ると目的の情報にすぐたどり着ける設計だ。
テレビCMでウェブへの誘導をうたう場合、ウェブ誘導した際にCMを見たときのテンションを損なわせないようにするための手立ても重要な要素なのだろうということは、最後に付け加えておきたい。
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