ハリウッドのプロデューサーやエージェントは、最初のころ、シュワルツェネッガーを見て「成功するとは思えない」と言っていた。
当時の人気者は、ダスティン・ホフマン、アル・パチーノ、ウディ・アレンなど小柄な役者ばかりで、彼の体格は「俳優としては大きな障害になる」とまで見なされたのだ。
だが、シュワルツェネッガーは、その体格を活かす仕事が必ずあるはずだと考え、時機を待った。待てたのは、彼がすでに不動産投資で築いた財産を持ち、日々の生活にあくせくして焦る必要もなかったことが大きい。
成功の秘訣は、たくさん助けてもらうこと
結果、『ターミネーター』をはじめとする作品によって、最大の弱点と見なされた彼の体格は、最高の財産に変わった。
シュワルツェネッガーが講演を行うと、決まってこう聞かれるという。
「あなたは自分の力だけでたたき上げてきた。その成功の青写真は何でしょう?」
その答えはこれだ。
「別に自分の力だけで成功したわけじゃない。たくさん助けてもらってきたんだ」
シュワルツェネッガーはこうも言う。
本書には、各ジャンルで自分の道を切り開き、独自の成功を収めた成功者106人の知られざる成功法則がたくさん詰まっている。
どこから読んでも読み進められるので、ちょっとした空き時間にさっと眺めて、気に入ったものがあったらすぐやってみることもできるだろう。
シュワルツェネッガーが寄せた本書へのまえがきの最後にもこうある。
「自分1人では成功できない、と認めていいのだ。もちろん、私も1人では成功できなかったし、誰でもそうだ。それではこれからページをめくり、多くのことを学ぶことにしよう」
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