仲良し組織よりもギスギスな関係の方がマシな訳 目標達成のためには葛藤や混乱も悪くはない

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「いまのその言い方、むかつく」とか「もっとお互いのことを気づかおうよ」などと言っている場合ではありません。

目標に向かう人たちの前では、関係性は非常に優先順位の低い問題になります。

別の例をあげます。

私の世代で大ヒットした『スラムダンク』というバスケットボールの漫画をご存知でしょうか。

本当に素晴らしいチームづくりの物語で、日本だけでも1億部以上売れた超人気漫画です。

私自身、読むたびに感動し、何度も読み返しているほどで、読んでいない方はいますぐにでも読破してほしいのですが、それほど心震わせるチームでも、主人公の桜木花道とチームメイトの流川楓は仲がいいとは言えません。

何かとライバル視していがみ合う2人なのですが、試合に勝つという共通の目標に向かって、いざというときには力を合わせます。

目標に向かうチームにとって、関係性の問題はとるに足らないことなのです。

「葛藤と混乱」も悪くない

目標を高めると、やるべきことが増え、強制的に変化を起こさなくてはならなくなるからこそ、衝突はやむをえないものです。

『チームづくりの教科書:マネジメントのめんどくさいをすべて解決する』(アルファポリス)。書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

結果として「葛藤と混乱」状態に陥り、メンバー間の関係性はギスギスしたものになります。

とはいえ、この「葛藤と混乱」は悪いフェーズではないと考えています。 

相手の心情に配慮して言いたいことも言えないチームが、高い目標に向かって突き進めるわけはないのです。

また「葛藤と混乱」状況にあったとしても、目標が達成できれば、関係性もよくなります。

もちろん、目標だけを求めるのも問題ですが、チームメンバーの関心事がそれぞれの関係性ではなく目標にあるというのは、「強いチーム」を目指すうえで大事なポイントになります。

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アルファポリスビジネス編集部

アルファポリスはエンターテインメントコンテンツのポータルサイト。小説、漫画、書籍情報などを無料で配信。最近はビジネス系の記事にも力を入れている。

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