今「収入がアップしている人」が勉強していること お金持ちがお金持ちなのに勉強しているワケ

拡大
縮小

「誰かのため」に勉強するといっても、そのような「目的」がないという人がほとんどではないでしょうか。そこで、勉強の「目的」が簡単に見つかる方法をお伝えします。「周りの人に喜んでもらえることは何だろう?」と想像して、それを実際にやってみてください。

「じわっと感じる幸せ」が長続きのコツ

例えば、自分の業種に関係するニュースを継続的に追うだけでなく、文献を読み、知識を深めます。その知識をPowerPoint やExcel にまとめて、社内の定例会議などで仲間と知識を共有したらどうでしょう。きっとチームのメンバーに喜ばれますよね。

京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法
『京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法』(PHP研究所)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

その資料が好評なら、こっそり役員会議で使われて「調査能力すごい」「資料が見やすいね」など、知らず知らずのうちに評価されることだってあります。この瞬間、派手さはないけれど、幸せをじわっと感じることができます。

このような経験をすると、勉強を無理なく続けられます。この「じわっと感じる幸せ」には中毒性があり、一度味わうと勉強のサイクルが習慣化されていきます。これこそが勉強を長続きさせる秘訣なのです。

勉強を継続していれば、評価されるステージも少しずつ大きくなります。高く評価され続ければ、自然と報酬もついてきます。勉強に取り掛かる前に、まずは小さな「目的」を見つけるところから始めてみてください。

馬渕 磨理子 経済アナリスト、認定テクニカルアナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

Mariko Mabuchi

同志社大学法学部卒業、京都大学公共政策大学院修了、公共政策修士。2013年関西の医療法人に入社後、資産運用トレーダー業務を始める。独力で財務・経営分析力を磨 いた結果、資産を3倍に。2015年独立系金融情報配信会社フィスコのアナリストに転身。上場企業の経営者を中心にインタビューし、個別銘柄分析や日本・韓国・米国経済などの市況分析に従事。2017年からは日本クラウドキャピタル(現FUNDINNO)にも籍を置き、日本初の未上場マーケットアナリスト兼マーケティング担当として活動。一般社団法人日本金融経済研究所の代表理事も務める。雑誌・Web など連載多数。

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT