電気のベンツ「EQE/EQS」日本上陸で見えた全貌 日本最長700kmの航続距離で高級車の新時代へ

✎ 1〜 ✎ 106 ✎ 107 ✎ 108 ✎ 最新
拡大
縮小
「EQE」「EQS」ともに2022年9月29日に発表となった。写真はEQS
「EQE」「EQS」ともに2022年9月29日に発表となった。写真はEQS(写真:メルセデス・ベンツ日本)

メルセデス・ベンツのBEV(電気自動車)シリーズとしてスタートした「メルセデスEQ」。

日本ではこれまでSUVの「EQC」「EQA」の2モデルが発売されていたが、ここに新たなラインナップが加わった。セダンの「EQE」と「EQS」である。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

EQCとEQAは、いわばEQモデルの「GLC」と「GLA」であり、既存車種のパワートレインをモーター+バッテリーに置き換えたものだった。

今回、発表されたEQEとEQSは、車名から連想されるように「Eクラス」と「Sクラス」のEQモデルだが、その成り立ちはEQCなどとは異なり、電動車専用のプラットフォームによるまったく新しい車として誕生している。

しかし、そんな説明をしなくても、この2台のエクステリアデザインを見れば、既存のセダンとは異なる文法で作られていることは一目瞭然だ。

ボディラインは「ワン・ボウ(弓)」

メルセデス・ベンツのEクラスやSクラスといえば、3ボックスセダンの王道ともいえるスタイルで、長くフラットなボンネットがあり、明確な形状のキャビンがあり、そしてセダンらしいトランクがあった。

それがEQE/EQSでは、ボンネットからルーフ、トランクまでがひと続きの円弧を描くようなスタイリングに変化。メルセデスは、これを「ワン・ボウ(弓)のライン」と呼ぶ。

「EQS」のリヤスタイル
「EQS」のリヤスタイル(写真:メルセデス・ベンツ日本)

近年のメルセデスは、「Sensual Purity(センシュアルピュリティ=官能的純粋)」をデザイン思想として強調してきたが、それが究極的なところまでたどり着いた印象だ。

全長に対し長いホイールベースや短いボンネットは、大きなエンジンとトランスミッションを搭載しないBEVならではのプロポーション。このプロポーションは、キャビンスペースの広さにも寄与している。

「EQE」のエクステリア
「EQE」のエクステリア(写真:メルセデス・ベンツ日本)

おもしろいのは、ボンネットがサービス工場でのみ開閉可能となっていること。室内用エアフィルター交換などのメンテナンス時にしか、もはや開ける必要はないのだ。

フロントフェイスには、メルセデス・ベンツの象徴でもあったグリルの代わりにEQC/EQAと同様の「ブラックパネル」が据えられる。

次ページインテリアは「全面ディスプレイ」が特徴
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT