平気で「健康食品に頼る人」が知らない大事な真実 「トクホを選んでるから大丈夫」ではまったくない
また、食事会で食べすぎてしまった人が「内臓脂肪を減らすのを助ける」トクホを摂取すれば“食べすぎの免罪符”になるかというと、そう甘くもないようだ。
「大切なのはトクホも摂るし、運動もするし、食べすぎにも注意すること。トクホと運動と食事の相乗効果で体質改善が実現すれば、トクホの活用法としては二重丸です」(千葉さん)
健康食品は、東洋医学でいう“未病”の人が利用するものだ。健康の維持・増進のためには、バランスの良い食事、適度な運動、十分な休息が基本であることは言うまでもない。
オモテ面ではなくウラ面を見る
買うときのポイントについても、千葉さんに聞いた。
スーパーやドラッグストアで健康食品を手に取ると、シズル感たっぷりのパッケージのオモテ面に目が行きがちだ。しかし、健康食品選びを失敗しないために大切なのは、「ウラ面(側面)」をチェックすること。
そこには、1日当たりの摂取目安量や期待される機能性、摂取するうえでの注意事項や「医薬品を服用している人は医師・薬剤師に相談したうえで摂取すべき」点などの注意喚起の文言が印字されている。
これを機に、「購入する前にウラ面をよく読む」という習慣を身につけたい。
サプリメントや健康食品も一般の加工食品と同様、製品に使用されたすべての原材料と添加物を原材料名欄に記載するよう義務づけられている。記載のルールは、原材料の重量の多いものから上から順に記載され、次に添加物へと続く。
大切なのは、原材料の種類の「多さ」より、成分の「量」だ。例えば、美肌を期待したいのであれば、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分量が多く含まれているものを選んだほうがいい。
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