ジョニー・デップ「既婚者との恋」が応援される訳 日本とアメリカで根本的に違う大人の恋愛観

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デップとリッチが恋仲になったのはイギリスの裁判が終わってからだったのか、その前なのかはわからない。それに関しても、どっちでもいいじゃないかという雰囲気がある。

ソーシャルメディアには、「ジョニーが誰と付き合おうがあなたには関係ない」「この報道が本当であれば、ジョニーに良かったねと言いたい」「彼の私生活について私たちが全部を知る権利はない。彼が幸せであればいい」などといったコメントが飛び交っている。

これらのコメントこそ、セレブの不倫ニュースに対するアメリカ人の姿勢を象徴していると言える。これがデップであっても、ほかのセレブであっても、基本的に、大人同士で、合意のもとであれば、誰が誰と寝ようが他人の口出しするところではないのだ。

結婚はどちらかがやめたければやめられる

2年ほど前にブラッド・ピットがドイツ人の既婚者モデルと交際した時もそうだった。この女性と夫はオープンな結婚をしており、相手が別の誰かと関係を持つことを許していたとのことで、他人がとやかく言う必要はないのである。

彼らのように「条件」が揃っていなくても、不倫をしたから出演作を降板させられるとか、仕事が来なくなるとかといったことは、ハリウッドではあり得ない。もしそうだったら、ジュリア・ロバーツ、アンジェリーナ・ジョリー、シルベスター・スタローン、ベン・アフレック、クリステン・スチュワートなど、あらゆるセレブが干されたはずである。

この日米の反応の差には、アメリカでは基本的に離婚においてどちらが有責かという発想がないことも関係しているかもしれない。結婚とは大人同士が合意のもとにするもので、どちらかがやめたいと思えばやめられる。その際、どちらが浮気したとかは関係ない。

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