オミクロン株ワクチン「希望者に年内全員接種へ」 加藤厚労相「接種間隔短縮を検討」「職域接種活用」

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松山俊行、橋下徹、加藤勝信
左から松山キャスター、橋下氏、加藤厚労相(画像:FNNプライムオンライン)

松山キャスター:1m以内、15分以上マスクなしで会話するなどの濃厚接触の定義があった。

加藤氏:最初は広くやっていたが、今は基本的に家族内、医療施設、高齢者施設などに限定して見ていって構わないという取り扱いをしている。

橋下氏:メッセージの伝わり方が弱い。「濃厚接触は外出禁止」とメディアも含めて強力なメッセージを出してきた。今はマスクを外して会話していても、家庭内や介護施設内でなければ、職場内や友人関係であれば、濃厚接触と見なくていいということか。

加藤氏:もちろんそれぞれが近くにいて自分も(感染の)おそれがあると感じる場合は、それなりの行動をしてほしい。ただ、いまは申し上げたような形で運用してもらっていいということでやっている。

濃厚接触者の待機は必要なのか

松山キャスター:米国や英国のように、濃厚接触者の待機期間を完全になくすところまではまだなかなかいけないのか。

加藤氏:家族内では濃厚接触者が実際に感染している事例が非常に多い。そこは慎重にという声がある。

松山キャスター:WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長が新型コロナウイルスの世界的大流行については「終わりが視野に入ってきた」と発言した。日本政府も同じ認識か。

加藤氏:今の感染状況は明らかに減少傾向に入ってきている。ただ、シルバーウィークもあり、影響を見なければいけない。年末年始にかけては常に感染が増えてきた。いま第7波とすれば、第8波、次の感染拡大に備えて議論すべきだというのは先日の専門家会議でも指摘された。

医療提供体制を整えることと合わせて、オミクロン株対応ワクチンの接種が9月20日過ぎから各地で始まる。接種を積極的にやってもらいたい。

前回接種から5カ月あけることが(ワクチン)承認の条件になっている。

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