白い車両に金色のラインが映える。これは車両の外装では初めて使用されるというチタン製。小倉総合車両センターのある北九州市は、チタンの生産規模において世界有数の規模を誇る。地元金属加工メーカーの東洋ステンレス研磨工業が日本製鉄製のチタンをふたつ星に活用することを水戸岡氏に提案し、JR九州に採用された。
「チタンは経年劣化や変色がないというメーカーの提案を信じた。本当にそうなのか。10年も経てばわかるよ」。初めて使う素材。その意味では水戸岡氏にとってもチャレンジングな試みである。
内装は1、3号車の普通車指定席は木の素材を生かした落ち着いた雰囲気を醸し出す。2号車はラウンジカー。鉄道車両とはとても思えない豪華さはななつ星にも負けない。「36ぷらす3を超え、ななつ星に近づけるような価値を一般の人にも提供したいと考え、手間暇かけて作った。私としては清水の舞台から飛び降りるつもりで、色、形、そして車両では非常識といわれる素材をたくさん使った」と水戸岡氏が言う。
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