「信頼されないリーダー」に共通する超残念な行動 たった数秒で「リーダー失格」の烙印が押される

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リーダーが前向きであるか後ろ向きであるかというのは、チーム全体が前向きになれるか否かに大きな影響を与えます。それが最もダイレクトに伝わるのが、リーダーの使う言葉、というわけです。

もちろんリーダーとて人間ですから、グチっぽくなったり、後ろ向きな発言をしたりすることもあります。100%ポジティブは無理です。それでも、9割はポジティブであるようにしましょう。

これはリーダーとして取り組むべき「仕事」です。内心不安であったり、ネガティブになっていたりしても、自分の口から出す「言葉」は前向きな言葉になるよう気をつけましょう。

解決するばかりが仕事ではない

以前、トラブルプロジェクトのプロジェクトマネジャーが役員にプロジェクト状況を報告しているのを、横で聞いていたことがありました。

PM :プロジェクト状況は極めて厳しいです。いばらの道です。
役員: いばらの道でも道は道や〜。歩け〜。
PM :足痛いです。
役員: 靴くらい履けー!

この会話では厳しい状況は何一つ解決していません。ですが、相談したPMが、不思議と何とかできそう、何とかしよう、という気持ちになっているのが見て取れました。リーダーが発する前向きな言葉は、チーム全体を前向きにする力があるのです。

「難しいほうがやりがいがあるよ」

「こんな経験、そうそうできないよ」

など、とにかく前向きな言葉を使うようにしましょう。

また、普段から9割ポジティブな発言を心がけていると、たまにリーダーが「厳しい」「難しい」「無理かも」と発言した時、プロジェクトメンバーは「本当にまずい状況なんだ」と思い、プロジェクトに緊張感が生まれることもあります。これも、普段からポジティブでいることの効果です。

リーダーが絶対に「してはいけない」ある行動

炎上プロジェクトでは常に余裕がない状況で仕事をしており、さらに突発的なトラブルが発生したりします。常に時間との闘いですが、そのような時に、一刻を争って走ってはいけません。

リーダーたるもの、絶対に走ってはいけないのです。

オフィスで走れば、メンバーにネガティブな印象を与えてしまいます。みなさんも自分の周りでオフィスで走る人を見たことがあると思います。その時に感じた印象を思い出してください。まさにその印象を周りに与えてしまうのです。

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