サラリーマン長者は「時間をお金で買う」は本当か アメリカも日本も富裕層の時間への考えは同じ

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サラリーマン長者は時間を多く何に割くかで特徴があった(写真:Luce/PIXTA)

会社員でありながら1億円超の純金融資産を保有するサラリーマン長者は、どのように財産を築いたのでしょうか。「富裕層は時間を効率的に使って稼いでいる」と、よく言われます。しかし、わかりやすい話には往々にして裏があるものです。

アメリカでは時間効率は話題に上らない

まず、なぜ私が富裕層と時間の関係に興味を持ったかということから説明しましょう。世界でもっとも富裕層が多いアメリカでは、日本と違って時間のことはあまり話題に上らないのです。

富裕層研究の第一人者であるトマス・スタンリーとウィリアム・ダンコは、アメリカの1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調べました。その結果から『となりの億万長者』という名著を著しています。

書名の通り、アメリカの富裕層の大半は特別な人ではなく、どこにでもいる普通の職業に従事しています。質素倹約な生活を徹底し、堅実に投資し、長期間かけて財産を築いています。前に執筆した「投資を当てにしないサラリーマン長者の共通心得」にあるように、日本のサラリーマン長者と同じです。

そして、日本の類書と違って、同書では、「倹約!倹約!倹約!」と倹約については繰り返し書かれていますが、時間に関することはほとんど書かれていません。アメリカと日本では、富裕層の時間に対する考え方が根本的に違うということでしょうか。

日本のサラリーマン長者5人に普段の時間の使い方を訊ねたところ、「時間を効率的に使うことを心掛けている」と答えたのは、マンション投資をしている小松芳朗さんだけでした。

「私はできるだけ業者を使わずに投資しています。このやり方だと、物件探しや保有物件の管理に手間がかかり、毎日かなり忙しいですね。平日は毎日1~3時間、土日はどちらか1日を投資に使っています。アポも多いので、スケジュール管理をしっかりやっています」

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