サラリーマン長者は「時間をお金で買う」は本当か アメリカも日本も富裕層の時間への考えは同じ

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一方、残りの4人は、「時間効率をほとんど意識していません」「他のサラリーマンの人と同じような暮らしです」ということでした。

「平日はダラダラとゲームをやって夜更かしして、よく家内から注意されます。休日も当てもなく散歩をしたり、公園のベンチに座って漫画を読んでボーっとしています。時間の使い方は普通の会社員よりも下手で、かなり自己嫌悪しています」(川俣裕さん)

「料理と推理小説が好きで、料理を作って小説を読んでいると、あっと言う間に深夜になっていたりします。友達と数時間しゃべることもあります。時間に追い立てられて暮らすのは嫌いで、会社でもマイペースで仕事しています」(松本早苗さん)

効率性はあまり意識していない

私が日本のマネー本では「時間をお金で買う」という考え方が紹介されていると水を向けても、4人とも「本当にそうですかね」「あまりピンと来ません」という反応でした。

「先日、コロナの濃厚接触者になって、仕方なくウーバーイーツを初めて使ったところ、知人から、『さすが、億万長者は時間をお金で買うんだね』と言われました。そういうもんなんですかね。起業家とか芸能人はわかりませんが、たいていのサラリーマン長者は、そういう発想はないと思いますよ」(加藤匡さん)

どうやら、時間を効率的に使ってバリバリ働き、がっぽり稼ぐという一般的な富裕層のイメージは、ことサラリーマン長者には当てはまらないようです。

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