どうにかして、相場の不確実な部分を減らしたい。そう思ってしまうのは理解できます。しかし、いくら市場分析を繰り返したところで、それらを100%なくすことはできません。どれだけ知識の量を増やしても、負けをゼロにすることは不可能なのです。
大事なことは、あなたの心理状態を知り、向き合うことです。株式投資で勝つための理想的なメンタル状態──それを維持することに力を割くわけです。もし、あなたの心理状態と行動が結びついていないと、資産を増やすどころか、どんどん資金を失う確率のほうが高くなるわけです。
マイルールに従ったトレードを繰り返そう!
株式投資で収益を上げていくというのは、一貫したトレードを繰り返していく中で、複利効果の力を得ながら大きな資産を目指していく、ということになります。
知識は不要です。私はマーケットを熟知している、そうした思い込みも必要ありません。相場のことはよくわからないが、自分のことはよく知っている。結局、そうした投資家が相場で勝ち続けていけるわけです。
どうか、勝っているときも、負けているときも、自分の心理状況をきちんと把握してください。厳しいようですが、そうした投資家からしか勝ち組投資家は生まれません。どんなにいい大学を出ていても、財務分析や計算に強い会計士や税理士であっても、自分の感情をコントロールできない投資家に、継続した勝ちはないのです。
結論を言ってしまえば、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析に関しては、最低限、相場や銘柄を知るのに機能すれば十分ということです。
むしろ大切にすべきなのは、前々回の記事『投資家心理「重視する人」「しない人」の決定的差』でも述べたように、独自のマイルールに従ったトレードを繰り返すことです。そのトレードが100回できるようになれば、勝つ確率も上がり、おのずと利益を生み出せるようになります。
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