「海外旅行」緩和でも自由に行けるとは言えぬ事情 ネックだった現地での帰国前PCR検査が免除に

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ワクチン3回接種完了した人はたしかにあらゆる国・地域からの帰国時、検査が不要となった。ただし、今後感染の再拡大などにより、赤に指定された国・地域が定められた場合、そこからの帰国に際しては日本到着時の検査と自宅3日間待機が必要となる。

ワクチンを2回までしか接種していない人は、すべての国からの帰国に際して、出国前する72時間以内にPCR検査を行い、陰性証明を取得することが必須となる。さらに黄の国・地域からの帰国の場合、到着時の検査にくわえて3日間待機が義務づけられる。

黄には、ベトナム、インド、モルディブ、スリランカ、フィジー、ポルトガル、バチカン市国、エジプト、トルコなど日本人に人気が高い国も含まれているので注意が必要だ。

比較的多くの日本人が渡航する国で、3回目の接種を求めている国はないし、3回接種済みであることが感染抑止にどれだけ効力を発揮するのか疑わしい。それでも、海外旅行をする予定があるのであれば、3回接種を済ませていないかぎり、不自由さから逃れることができないと割り切るしかない。

訪問国の検査についても調べる必要がある

もう一点、今回の改定はあくまで日本再入国に関する措置なので、訪問する国で検査や隔離があるかぎり、それらの国への自由な旅行はこれまで同様に難しい。いまだに水際対策で検査を義務づけている国・地域のうち、日本人の渡航者数が多いところは以下の通りだ。

韓国:観光の場合、ビザ免除措置は2022年10月31日まで(延長の可能性あり)。入国前のPCR検査は9月3日から免除。検疫情報事前入力システム(Q-CODE)への登録。入国後1日以内のPCR検査義務づけは継続。

台湾:観光での入国は不可。入国前のPCR検査は8月15日から免除。入国時にPCR検査・指定宿泊施設で入国翌日から3日間(計4日間)隔離。

香港:ワクチン2回接種必須・出発前48時間前以内にPCR検査・指定宿泊施設で3日間待機(ただし、香港以遠の航空券ないし搭乗券を保持しており、乗り継ぎ時間が24時間以内の場合、PCR検査の陰性証明書なしに乗り継ぎが可能)。

中国本土:観光での入国は不可(ビザ免除措置が停止中)。入国前に2回のPCR検査が必要。入国時の検疫は地方政府によって異なる。指定宿泊施設で7日間隔離。

マカオ:ワクチン接種証明は不要。入国前のPCR検査は必要。入国後、指定宿泊施設で7日間待機。

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