東洋経済オンラインとは
ライフ #トラベル最前線

東武日光線、「観光客が降りない駅」には何がある? 特急が通過する日光市内の上今市・明神・下小代

8分で読める
2/5 PAGES

「SLに乗るのが目的で来てくださる方に、プラスアルファのおもてなしが何かできないかということでいろいろ考えているんです。鬼怒川温泉駅では転車台のところでマイクパフォーマンスをしていたり、下今市駅ではベルでSLの発車を伝えたりしていますよね。同じように、東武日光駅でも何かないか、と」(阿久津管区長)

東武日光駅は駅舎・改札口を中心として両脇にホームが広がる変わった構造が特徴だ(撮影:鼠入昌史)

「そこで、いまは発車4分前に太鼓を叩いて合図をしているんです。というのも、150年前に新橋―横浜間で鉄道が開業した当初は太鼓を使っていたそうで。ここで東武日光駅の名物になったらいいなと思っています」(阿久津管区長)

SL出発の合図の太鼓、最初は10回ほど叩くようにしていたというが、だんだん担当の職員ごとに個性が出てきていて、発車直前まで叩き続ける人もいるとか。「叩く人のセンスです」と阿久津管区長は笑うが、こういったところも見どころの1つになっていくのだろう。

さて、かくのごとくSLがやってきて盛り上がる最中の東武日光線だが、今回巡ってみるのは、日光市内にある上今市駅・明神駅・下小代(しもごしろ)駅の3駅。みなさん、どんな駅なのか知っていますか?

下今市の隣が上今市

下今市駅は東武の日光線と鬼怒川線の分岐する駅で、SLの機関区も置かれているしもとより特急列車も停まるので知名度は高い。が、1駅日光寄りの上今市駅となるとどうだろうか。下と上、1文字しか違わないのに、上今市駅は特急もSLも停まらない。というわけで、さっそく訪れたのは上今市駅だ。

降りてみると、風情のある小さな無人駅舎があって、それを抜けると木々に覆われた公園が目の前に。大きな水車が目玉になっているこの公園は杉並木公園という。日光に向かう旧街道といえば杉並木だ。道ばたにビッシリと杉の木が植えられて、その中央を歩いて日光詣でを行った。そんな名残が残っているのが、この杉並木というわけだ。

日光市内にある東武日光線の駅

  • 東武日光駅の外観 市街地に近いのは東武日光駅のほう。駅舎もなかなかの
    存在感(撮影:鼠入昌史)
  • 東武日光駅長と下今市駅長 阿久津孝行東武日光駅管区長(左)と田沼真由美下今市駅長
    (撮影:鼠入昌史)
  • 東武日光軌道線の車両 駅前広場には東武日光軌道線の車両が保存されている。
    廃止されたのは1968年だ(撮影:鼠入昌史)
  • 東武日光駅の駅舎内 構内には土産物店なども入る東武日光駅。中央は2階まで
    吹き抜けになっている(撮影:鼠入昌史)
  • 東武日光駅の構内 日光線の終着駅である東武日光駅
    (撮影:鼠入昌史)
  • 上今市駅の駅舎 上今市駅は無人駅ながら木材を使った大きな駅舎。水車は
    杉並木公園のシンボルにもなっている(撮影:鼠入昌史)
  • 上今市駅前の公園 上今市駅前はすぐに公園。この茂みの先に
    日光街道の杉並木がある(撮影:鼠入昌史)
  • 上今市駅のホーム 相対式ホームの上今市駅。周囲には集落もあるが、
    日中の利用者は多くない(撮影:鼠入昌史)
  • 下今市駅の構内 上今市方面から下今市駅構内を見る。運行上の要衝だけ
    あって複雑な配線だ。左奥に機関区も(撮影:鼠入昌史)
  • 明神駅の駅舎 下今市の1つ南、明神は無人駅
    (撮影:鼠入昌史)
  • 明神駅の記念碑 明神駅のそばに建つ開業記念碑
    (撮影:鼠入昌史)
  • 下小代駅の駅舎 下小代も無人駅
    (撮影:鼠入昌史)
  • 下小代駅のホーム 右手が現役の下小代駅島式ホーム。左手にもかつて
    線路とホームがあったと思われる(撮影:鼠入昌史)
  • 下小代駅を通過する特急 駅の東側は高台になっていて、落合中学校の最寄り駅
    としての顔も持つ下小代駅(撮影:鼠入昌史)
1/
  • 東武日光駅の外観
  • 東武日光駅長と下今市駅長
  • 東武日光軌道線の車両
  • 東武日光駅の駅舎内
  • 東武日光駅の構内
  • 上今市駅の駅舎
  • 上今市駅前の公園
  • 上今市駅のホーム
  • 下今市駅の構内
  • 明神駅の駅舎
  • 明神駅の記念碑
  • 下小代駅の駅舎
  • 下小代駅のホーム
  • 下小代駅を通過する特急

次ページが続きます:
【観光でなく通学で利用】

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象