東上線大山駅、「高架化」で街の味わいは残るか 踏切事故や渋滞解消期待、商店街も再開発の波
都心近くにありながら、人情味ある街の空気が流れる東武鉄道東上線の大山駅周辺。人通りの多いアーケード商店街と踏切が駅前の風景になっている。が、その駅と周辺の街並みも大きく変わることになりそうだ。同駅を含むエリアでは線路の高架化と周辺の再開発が計画されている。
東武鉄道は7月28日、大山駅付近の連続立体交差事業について東京都と施行協定を締結したと発表した。完了予定は2030年度で、事業費は約428億円。東京都が約342億円、東武が約86億円を負担する。
商店街が有名な大山駅
東上線は池袋から北西へ伸び、寄居(埼玉県寄居町)までを結ぶ。途中に東京メトロ副都心線・有楽町線が乗り入れる和光市、越生線が分かれる坂戸などがある。沿線に川越といった観光地も抱えるが、東武スカイツリーラインの「スペーシア」や「リバティ」のような有料特急は走らない。座席指定制「TJライナー」が人気の通勤通学路線だ。
東上線で東京都内に位置するのは池袋から成増までの10駅で、その先で埼玉県に入る。途中駅は普通電車しか停まらず、地下鉄との相互直通運転の列車も通らない。それぞれの駅前には日常の生活感があふれる。
その代表的な駅が池袋から3つ目の大山だ。南改札口は「ハッピーロード大山商店街」に面する。地元密着で手軽に利用できる飲食店やスーパーマーケットがテレビ番組でもよく取り上げられる。東側には遊座大山商店街。板橋区立文化会館・グリーンホールや、警察署、税務署、区役所などが建ち並ぶ、板橋区の行政の中心地がある。
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