東武東上線「ときわ台から下赤塚」には何があるか

池袋―成増間「地下鉄と直通しない区間」の底力

南の練馬区側から見る東武練馬駅とその脇の踏切(撮影:鼠入昌史)
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東武鉄道2大路線の1つ、東武東上線。東京メトロ有楽町線・副都心線と相互直通運転する首都圏を代表する私鉄路線だ。今回は、この東上線の中でも意外と地味な東京都内、地下鉄直通の電車が通らない池袋―成増間を旅している。

とりわけ、各駅停車以外はすべて通過してしまう北池袋駅から下赤塚駅までの“各駅停車8駅”。都心に近いにもかかわらずエアポケットのように沿線住民以外には知られていないこの区間はどんなところなのだろうか。前回(「北池袋から中板橋」)に続く2回目の旅のはじまりは、ときわ台駅からである。

ときわ台は高級住宅地の駅

「ときわ台駅といえば、やはり常盤台住宅地ですよね。東武鉄道にとっては初めての沿線開発として手がけた高級住宅地で、ときわ台駅の北側に広がっています」

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ときわ台駅をはじめ、上板橋駅・東武練馬駅の3駅を案内してくれたのは、東武鉄道東武池袋駅管区の松下忠彦上板橋駅長だ。

「1935年に武蔵常盤駅として開業し、その翌年に常盤台住宅地の分譲がはじまりって今に続いています。常盤台住宅地はときわ台駅から駅前通りが延びていて、という構造とは少し違うんですよね。環状のプロムナードがあって、その中に住宅がある構造。そして駅前から放射状に延びている道の終点はクルドサックと言いまして、行き止まりになっているのが特徴なんです」(松下駅長)

さらに、それぞれの街路のあちこちに木々が植えられて緑豊かな住宅地。いたるところに公園があり、ゆったりと土地を使っているあたりはさすがの高級住宅地だ。何でも、“板橋の田園調布”と呼ばれていたこともあったらしい。

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