有料会員限定

大阪で急増!「ゼネコン倒産」都道府県ランキング 福島や宮城など東北でも倒産が増加傾向に

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 最新
印刷
A
A

ここにきて小・零細建設業者の倒産が増えている。都道府県別では「地域格差」が鮮明に。地方ゼネコンで何が起きているのか。

「うめきた2期」の開発が進むが、上物(建物)の建設はまだ先(編集部撮影)

特集「ゼネコン 両利きの経営」の他の記事を読む

「建設業で新型コロナウイルス関連の倒産が増えている」。民間の企業信用調査会社、東京商工リサーチの情報本部担当者はこう語る。

同社の調査によると、2022年6月の建設業の倒産は112件(前年同月比12%増)と、3カ月ぶりに前年同月を上回った。6月には、横浜市の建設工事会社グローバル・アーバン(負債総額13億1994万円)、「天草ハウジング」の名称で輸入住宅の建築・販売を展開していた東京都八王子市の天草産業(負債総額約7億5000万円)が破産した。

小・零細建設業者の倒産が増えている

建設業の倒産は過去に500件を超えたケースもあり、現在の水準はまだ低い。また、ここ3年ほどの倒産件数、負債総額を見ても、足元の水準が急に高くなっているわけではない。

気がかりなのは、建設業で小・零細の倒産が増えていることだ。下図を見て欲しい。東京商工リサーチの「負債1000万円未満の倒産」調査によると、2022年上半期(1~6月)の産業別倒産件数は建設業が49件と、飲食店を含むサービス業ほかに次いで多かった。しかも、前年同期比で建設業は63.3%増と、大きく増えた。

スーパーゼネコンを頂点とするピラミッド構造を持つ建設業は、全国に約47万社ある。そのうち個人及び資本金3億円未満の中小・零細法人が99.5%を占めている。東京商工リサーチの情報本部担当者は、こういった小・零細法人の「読みの甘さ」を指摘する。

次ページ断トツなのはあの都道府県
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
AGCが総合職の月給3万円アップに踏み切る舞台裏
AGCが総合職の月給3万円アップに踏み切る舞台裏
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
ゼネコン 両利きの経営
不動産シフトでもくろむ「非建設分野」の強化
狙うはビル木造化、再エネ、環境配慮コンクリ
工事費の増加分は発注者側もリスク分担を
任天堂創業家に「会う予定は現時点ではない」
インフラ事業の黒子、子会社の秘められた正体
受注競争の激化と残業時間の新規制が直撃
市場が懸念する「再開発」と「SEP船」の行方
「関西や木造に強い」中堅以下の買収を渇望
「5つの指標」で厳選、独自ランキングを一挙公開
福島や宮城など東北でも倒産が増加傾向に
国内市場の先細り見据えて食いぶちの確保急ぐ
異業種の大手企業が建設市場に見いだす鉱脈
東洋建設関係者は提示された経営方針に失望
鹿島・竹中・清水建設が幹事、技術革新起きるか
DCに巨額投資も、本音は「恐る恐る参入」
危機の教訓を経て、提案力が必要な時代に
売上高1兆円に向け、戸建て販売を軸に急成長
地域別・経営の危険度が高い建設会社はここだ
新風で「レガシー産業」は今度こそ変われるか
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内