東洋建設へのTOB(株式公開買い付け)が不成立に終わったインフロニア・ホールディングス(HD)。長い沈黙を破って、岐部一誠社長が心境を語った。
――任天堂創業家のファミリーオフィスがTOB期間中に東洋建設株を買い集めたこともあり、TOBは不成立に終わりました。
大きなシナジーを期待していたので残念だ。ただ、市場の評価なので仕方がない。われわれはインフラ関連事業のマネジメントを強くしていく手段の1つとして東洋建設の完全子会社化を図ろうとした。
【2022年8月22日12時10分追記】初出時の記述を修正しました。
結果は不成立だったが、現在も東洋建設の株式を20%保有する株主であることに変わりはない。筆頭株主ではなくなったかもしれないが、持分法適用会社としてこれまで通り提携関係を続け、協調していく。
そうした意味では、現在のインフロニアHDと東洋建設の関係は、TOBをかける前の状態に戻っただけと言えるかもしれない。
インフロニアの今後の方策は?
――任天堂創業家は現在、東洋建設に買収提案をしています。インフロニアHDはどう対応する方針でしょうか?
現時点では何もお答えできない。
――任天堂創業家の山内万丈氏や、その右腕と言われている村上皓亮氏に会う予定はありますか?
現時点では何も決まっておらず、
【2022年8月22日12時10分追記】初出時の記述を修正しました。
――一大株主として、動きを当面静観視するということでしょうか。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら