リモート会議「つい自分の顔を見てしまう」弊害 会議中に聞いているふりをしていないか??
その解決策はすこぶるシンプルだ。参加人数を最大でも6人にしよう。それ以上多いと場が働かなくなる。ある研究によると、意思決定のために7人以上が集まると、1人増えるごとに効果的な決断力がおよそ10%減るという。
また別の研究では、97の作業グループを対象に調査したところ、メンバーの人数が多いほど、不平不満、そして、非生産的な行動が多くなると結論づけている。だからいっそ、大胆に少なくしてみよう。
オンライン会議の人数の絞り方のポイントは次のとおりだ。この4つの質問と向き合い、多くてもあなたを入れて6人までとしよう。これはリアルでも同様だ。
② そもそも救命ボートという会議にあなたの席を除いて残り5席しかなければ、誰を乗せる(呼ぶ)か?
③ 誰となら失敗しても後悔がないか?
④「あのバカに任せてみよう!」のあのバカは誰か?
次に、会議に集中してもらう手法としては、あなたがファシリテーターなら、全員に同じ質問をして、それをチャットに入力してもらう。そして、「いっせいのせで」でエンターを押してもらい、それを読んでもらう。このスタイルを繰り返すことだ。これだけで完全に全員が必ず発言する場ができ上がる。うかうかと内職などできない。
オンライン会議で「自分の顔」ばかり見てしまう
さらに、もうひとつ面白い研究の結果がある。ビデオ通話をしているときは、自分の顔を見ている時間が最も多いというものである。リアルの会議で、鏡を持ち込んでいるのと同じだ。
オンライン会議は、普段自分がどんな表情をして他の人の話に耳を傾けているのかを知るいい機会だ。たまにチェックする分には効果的なのかもしれない。ただ「オンライン会議疲労」は、僕たちが画面を見ながら、脳が自動的に情報を処理するプロセスに起因している。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら