SNSと自分の生活を比べる人に伝えたい心構え 楽しいことをしているように見えるのはなぜ

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頂戴した相談を拝見する限りにおいては、その「周り」は現実的にMAさんの周りにいらっしゃる方たちではなく、SNSやネット上に「存在すると思われる」ヒトたちのように思えます。

「楽しいことばかりしている」と書かれていますが、多くの場合SNSとは生活の中における楽しいこと「だけ」、よい部分「だけ」を切り出した媒体ですから、そう見えて当たり前です。

むしろ投稿している側も、「そう見えたい」ケースが大半だったりします。

でも現実問題として、そんな楽しいことだけのヒトなんて存在しません。
本連載でも何度も言っていますが、他人を見た時にそのヒトの表面上のことや、その時の姿だけを見てしまうヒトは、他人から学べないヒトです。

そうではなく、成功していると自分が考えるヒトに出会ったら、そのヒトの成功の背景にある努力や思考、行動力などを見ることができるか否かが大切です。

「何故自分と違うのか」「どこが違うのか」「何をすればもっと近づけるのか」

そんな見方をすることで、出会いにも学びが生じるというものです。

楽しく見える人も葛藤と無縁ではない

いずれにせよ、成功の背景には多大な努力や工夫、行動の軌跡があるハズですし、楽しそうに見えるヒトであっても悩みや葛藤と無縁ではないのです。

ですから、冒頭に申し上げた通り、生活における楽しそうな部分「だけ」を切り取ったSNSと、リアルな生活を営む自分を比べるというのは、そもそも論としておかしいですし、比較対象として間違えているのです。

そんな無駄なことをするよりも、今現在ご自身の目の前にあることに感謝し、幸せを感じるようにならないといけません。

目の前の幸せに感謝できないヒトは一生幸せになることはできません。
そういうヒトはいつまでたっても、どこにいるかもわからない「理想の自分」がどこかにあると信じて、「今の自分は不幸だ」となりますが、自分にとっての幸せの形や満足を知らないがゆえに、いつまでたっても不幸な自分はついて回るものです。生活とはリアルな営みなのです。

楽しいことだけではなく、悩みや葛藤、苦しみや悲しみなどを通じて人間が磨かれていくものです。

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