
不動産業と基金の運用益でようやく黒字に
JR九州が2016年度までに上場しようとしているとのことですが、今の収益状況はどのようになっているのでしょうか。損益計算書(10ページ)から見ていきましょう。
売上高にあたる営業収益は3548億円、営業利益は90億円となっています。売上高営業利益率は2.5%と低い水準ではありますが、90億円の利益は出ていますから、まずまず堅調だと言えます。
続いて、収益の内訳を見てみましょう。事業ごとにまとめたセグメント情報(同14ページ)によると、「外部顧客に対する売上高」のうち最も大きなウェイトを占めているのが「運輸サービス」の1706億円ですが、この事業の営業利益はマイナス149億円と、大きな赤字を計上しているのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら