8月終了!寝台特急「北斗星」の極秘入手法 乗車1カ月前の10時打ち購入法とは?

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廃止が現実となり人気が過熱する「北斗星」。上野駅では連日警備員が出ている

駅によって異なる「指定券発売時のルール」

寝台券の争奪戦が激化の一途をたどっている。

青函トンネルの開通以来、上野-札幌間を結んできた寝台特急「北斗星」も、3月改正での定期運行終了が発表された。すでに発表済みの「トワイライトエクスプレス」とともに、昔ながらの寝台列車の旅は、いよいよ終焉が近づいた。

昨年の12月には、キャンセル分の席を上手にキャッチする方法「トワイライトエクスプレス寝台券入手の極意」をレポートしたが、今回はその後編をお届けする。

人気の指定券を購入するには、やはり発売と同時に購入する「10時打ち」が基本だ。JRの指定券類は、原則として1カ月前の午前10時に発売される。「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」のようなプラチナチケットは、あっという間に満席となる。特に個室寝台は発売とほぼ同時に売り切れるので、係員に、いかに10時になった瞬間に席を照会してもらえるかが勝負となる。

指定券のネット予約が人気だが、複雑な寝台券は取り扱っておらず必ず駅や旅行会社へ行く必要あり

寝台券は、ごく一部の例外を除きネット予約には対応しておらず、駅や旅行会社の窓口で申し込むのが原則だ。その窓口も、ただ漫然と10時に行くだけではダメ。指定券発売時の対応は駅ごとに大きく異なり、事前のリサーチが重要だ。

一つは、事前受付。当日の朝から申し込みを受け付け、10時になると受付順に空席を照会するサービスだ。利用者は当日中に駅に出向いて受けとればよく、国鉄時代から10時に駅へ行けない会社員などに重宝されていた。

「えきねっと」や「e5489」などのネット予約サイトでも同様のサービスを実施しているが、年末年始などの多客時を除き、事前受付を中止する駅も増えている。

指定券の確保から実際に料金を受けとるまでにタイムラグがあることや、キャンセルが多く係員の手間ばかりが増えることが原因のようだ。JR東日本によれば、事前受付を実施するかどうかは各駅の判断に任されているという。

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