8月終了!寝台特急「北斗星」の極秘入手法 乗車1カ月前の10時打ち購入法とは?
筆者が東京23区内の30駅で調査したところ、今も事前受付を毎日行っている駅は、ほぼ半数の16駅。窓口が1~2カ所の、比較的小さな駅が多かった。窓口に事前受付の案内を掲示しているところもあれば、一切案内がなく、知る人ぞ知るサービスになっている駅もある。
事前受付を開始するタイミングも、駅によって異なる。みどりの窓口の営業開始と同時に受け付ける駅が多いが、中には始発前、駅のシャッターを開けた時点から受け付けるケースもある。この場合は、改札口の係員に申込用紙を渡すことになる。
朝4時頃にシャッターを開ける駅もあり、それでも毎日数人が並んでいるという。ただし、いくら早い時間に申し込んだところで、指定券の発売はあくまで10時から。指定券確保の確率が上がるわけではない。終電から徹夜で並んだりすると近所迷惑にもなるので、節度を持つことが大切だ。
10時に並ぶ駅では、「事前準備」が大事に
事前受付を行わず、あくまで10時に合わせて並んでもらうという方針の駅も多い。この場合は、タイミングを見計らって通常の利用者に混って並ぶことになるが、窓口の混み具合や受け付けの仕方は、やはり駅ごとに大きく異なる。
発売日の前日までに一度目当ての駅を訪れ、何時頃に来ればよいか、10時ぴったりに調べてもらうにはどうすればよいか、駅員に詳しく尋ねるとよい。その際、指定券申込書を数枚もらっておき、あらかじめ記入しておく。自分の名前と連絡先もなるべく書いておこう。
ある現役の駅員によれば、最近は毎朝9時40分くらいになるとそわそわした人が現れ、それとわかるという。列がなかなか進まず焦る人もいて、時にトラブルになることも。
よくあるケースが、9時半くらいから列に並び、後ろの人を先に通しつつタイミングを見計らい、9時55分を過ぎた頃、窓口に申込書を出すというケース。だが、寝台列車を狙う場合、これは勧められない。寝台券の空席照会は通常の列車よりも煩雑で、係員にとっても難易度が高いからだ。
寝台は列車ごとに設備が大きく異なるうえ、端末上では列車の設備を絞り込んではくれない。列車名に「トワイライトエクスプレス」を指定しても、座席種別にはソロ、デュエットなどあらゆる寝台の名前がずらりと表示される。「シングル」と「シングルツイン」など紛らわしい名称もあり、その列車の設備について熟知していないと、スムーズに照会できないのである。
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