ジャイアントコーンがこんなにも支持される理由 発売60年、コーンアイスの先駆けは細かく進化
全国展開を行う、あるビジネスホテルは、朝食のクオリティーに力を入れている。会社規程の予算内で泊まる利用客の満足感を追求した結果、「朝食」に注力したという。その理由として「ほとんどのお客さまにとって、朝食はチェックアウト前の最後の行動なので、満足されるとリピーターになっていただける」と話していた。
消費者の目が厳しくなった現代社会では、こうした取り組みも大切だろう。
今年、調達・購買業務コンサルタントの坂口孝則氏が抽出した「ファミリーアイスの『買物指数』」という調査データがある。(売れ筋アイス『トップ300商品』ランキング最新版/東洋経済オンライン/2022年5月18日配信)
同調査は、6000万人規模の消費者購買情報を基にした、True Dataのデータベース「ドルフィンアイ」を使って、主要な全国のスーパーマーケットのPOSデータを基に上記の「買物指数」(来店客100万人あたりの売り上げ点数)を抽出したものだ。
それによれば、「ジャイアントコーン」は「チョコモナカジャンボ」(森永製菓)に次いで2位となっており、同ブランドを支持する消費者が非常に多いことがわかる。
アメリカに刺激を受けて誕生した「コーンアイス」
ところで、前身の商品が生まれた1963年は高度経済成長期だった。なぜ、開発したのか。
「当時、日本ではキャンデーアイスやカップアイスが主流で、コーンアイスはほとんどありませんでした。でもアメリカでは、アイス市場の20%をコーンタイプが占めていました。
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