加藤綾菜さんが「不妊治療はやめようと思った」訳 夫婦日記に子どもについても書いた経緯
加藤:昨日また10枚ぐらい撮ったんです、かわいくて。この写真は、メガネかけているところ。メガネを変えて、メッシュを入れたんです。80歳なのにメッシュ。美意識高いんですよ。今、スマホに4000枚ぐらい加トちゃんの写真があります。愛がずっと変わらないんです。
──愛が深ければ深いほど長く一緒にいたいという気持ちになりますよね。同世代だったら自分の人生と同じだけ一緒にいられるかもしれない。でも、加藤さんは綾菜さんのご両親よりも年上でいらっしゃる。
加藤:しょうがないと思っています。あまり仲良くないのにダラダラ一緒にいるよりも、こんなに仲良くて、短くても一緒にいられて幸せだなって思います。それに、生まれ変わった加トちゃんにまた会えるかなと思うんです。
折れずにここまで来て、今は見知らぬ人の相談に乗ることも…
──綾菜さんはこの若さで10年間、濃い経験をされてきている。悩んで気持ちが崩れてもおかしくないようなことも。
加藤:25歳ぐらいまでは、しんどいときがありました。皆が楽しく遊んでいるときに、私はずっと加トちゃんが入院している病院に通って、病院の近くのすき家で毎日夕食を食べながら、涙がポロポロこぼれたり。
でもあれは経験してよかったなと思います。介護とか病気とかがあって、めっちゃ人生深くなったんですよね。それがなかったら、たぶんこうして「学ぼう」とは思わず、ふらふらしていたと思います。
──さまざまなご経験を参考にしたいと、ファンから相談を受けることもあるのでは。
加藤:最近、めっちゃあるんですよ。近所に住んでいる人、カフェの前に私のピンクの自転車がとまっているのを見たら、店の中まで入ってくるんです。「綾菜さんいます?」って。
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