加藤綾菜さんが「不妊治療はやめようと思った」訳 夫婦日記に子どもについても書いた経緯
取材で何十回も子どものことを聞かれて…
──子どもがいないということもエッセイに書かれています。表現方法がほかのページと違っていて、特別なページのように感じました。不妊治療も選択肢に入れてかなり悩まれたのではないかと思います。
加藤綾菜(以下、加藤):結婚して8年目か9年目かな、アドバイスをもらいに産婦人科に行ったときに、先生がめっちゃ勧めてきたんです。45歳差で妊娠したとなったら、病院も盛り上がるからだと思うんですけど、「絶対(不妊治療)やったほうがいいですよ」「絶対できますから」なんて言って。
でも、その治療を詳しく聞いてみたら、めっちゃ加トちゃんに負担がかかる。加トちゃんは「僕の体がボロボロになってもいいよ」と言ってくれたんですが、それで治療はやめようと思いました。
事務所に入ってからは、もう30歳過ぎていたので、取材で何十回聞かれたかわからないぐらい子どものことを聞かれました。「いや、別に考えてないです」と答えていたんですけど、考えてないことはなくて、結婚した友だちも9割ぐらい出産していて内心ちょっと焦ったんです。私はもう無理なのかなって。何で気持ちが変わったんだろうな。
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