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地方のパン屋と消費者を結ぶ「パンスク」の正体 小麦粉をちゃんと使った「糖質15g以下のパン」

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パンフォーユーでは、パンスク以外にも企業の福利厚生向けの「パンフォーユーオフィス」やパンビジネスを支援するプラットフォーム「パンフォーユーBiz」など、複数の事業を展開する。実は2018年10月から開始したパンフォーユーオフィスもニーズが高く、当初はメイン事業だったが、現在ではパンスクの売り上げが高くなっているという。

また新たな事業として、低糖質の「まいパン」の販売をスタートした。レシピと粉を提携ベーカリーに提供して製造委託するビジネスモデルで、パンフォーユーオフィスで扱うほか、アマゾンでも販売している。5種類が2個ずつ、計10個セットで3450円(送料別)だ。

糖質15g以下の「まいパン」。手前右から時計回りにダイスベーコンチーズ、くるみ小倉、塩パン、明太フランス、あんちょびきのこ(写真:パンフォーユー)

おいしさの理由は?

まいパンでは独自開発の粉によりパン1個の糖質を15g以下に抑えられるという。5種のうち「塩パン」「あんちょびきのこ」を試食したが、味や食べ応えはふつうのパンと同じで、低糖質食品にありがちなパサパサ感や特有の匂い、物足りなさなどは感じなかった。

パンフォーユー代表取締役の矢野健太氏。起業してビジネスを軌道に乗せるまでは失敗の連続だったというが、それらの失敗は現在の新たな事業アイデアにも活用されているそうだ(筆者撮影)

50回以上の試作を重ねたという矢野氏はおいしさの理由について、「低糖質パンといえばふすまや大豆を足すのが一般的。でも『まいパン』では小麦をちゃんと使い、おいしさにこだわって作りました」と説明している。

今後は種類を増やすほか、1年目の販売目標を10万個と設定し、さらに3年以内にはスポーツジムや健康食品の企業などパートナー企業100社以上を目標にして販売拡大を狙うという。

今回紹介したパンスクは地域課題やベーカリー支援の発想から生まれたビジネスモデルとして、岸本拓也氏のプロデュース店や「小麦の奴隷」とも比べられる。パンスクにおいては、ベーカリーを経営する人の夢やパンへのこだわりを大切にしながら、負担を増やすことなく安定経営を支援できているところが評価のポイントだろう。

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