四季報最新号でわかった「今期利益が伸びる業界」 全産業ベースの営業利益は前期比16.4%増

拡大
縮小
東洋経済新報社の記者・編集者が、SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏とともにマーケットを展望する動画連載「Market Trend Report」。第3回後編のテーマは、「環境激変の今年度に注目したい業種・業界は」。東洋経済新報社の冨岡耕『会社四季報』編集長が解説します(詳しくは動画をご覧ください)。
前編:「米の利上げはやりすぎ」の見方が誤りといえる訳

『会社四季報』は3800社を超える全上場企業について今期、来期を独自予想している。6月17日発売の2022年3集・夏号は上場企業の約7割を占める3月期決算企業の本決算発表後に記者が取材、執筆した。

今期予想を集計すると、全産業ベースの売上高は前期比7.9%増、営業利益は同16.4%増となった。

上の画像をクリックするとSBI証券「Market Trend Report」のページにジャンプします

冨岡耕『会社四季報』編集長は、「前期に大幅回復した製造業の戻りがやや一服する一方、これまでコロナ禍で厳しかった非製造業が今度は大幅回復に向かうという構図」と話す。

製造業では前期に資源相場上昇の恩恵が大きかった石油・石炭製品、鉄鋼、非鉄金属が軒並み2桁減と大きく減益となる。また自動車など輸送用機器は2桁増収を維持するものの、想定以上の原材料高を受けて利益の伸びが1桁台に鈍化。パルプ・紙も原材料高が直撃し減益に転じる。

一方、非製造業は空運業が3期ぶりの黒字化を見込み、鉄道大手を中心に陸運業も営業利益が前期比3.8倍と大きく回復する見通し。また情報・通信業は前期大赤字だったソフトバンクグループが黒字化し、営業利益は2.2倍に急改善する。ただ前期に好調だった海運、倉庫・運輸、また商社などの卸売りは減益に転じる見通しとなっている。

今号のキーワードやテーマは何か。詳しくは動画をご覧ください。

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT