「チョコレートかき氷」とは一体どんな物なのか Minimalが着目「リアルとデジタルの相互作用」

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6月1日から9月末ごろまでの期間、1日15杯限定で販売されているMinimalのチョコレートかき氷(990円)。氷とチョコレートシロップを、フルーツやジュレ、練乳などで調和させた(撮影:今井康一)
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かき氷ブーム到来と言われて久しく、季節を問わず販売する店も珍しくなくなっている。またSNS隆盛の時代、そのままでも見た目のインパクトが飛び抜けている、かき氷の人気はまだまだ続くだろう。

そんな中、「チョコレートかき氷」という意外な組み合わせのかき氷が発売され、あまつさえ人気だという。チョコレートの主な成分はカカオバター、つまりカカオ豆の脂質だから、この組み合わせはまさに水と油なのだ。

ネットを検索するとチョコレート専門店による発売がいくつかヒットするが、今回は2019年から販売をスタートした「Minimal - Bean to Bar Chocolate -」のチョコレートかき氷を取り上げてみたい。

ストイックなチョコレート専門店のかき氷

Minimalと言えば、Bean to Barとして最右翼の非常にストイックなチョコレート専門店である。素材のおいしさで勝負するチョコレートづくりのために、時にはカカオ豆の生産現場にも入り込んで、板チョコに仕上げるまでの一貫製造を守ってきた。その同社がなぜ、チョコレートかき氷を販売するに至ったのだろうか。その経緯を追うと、2014年の設立以来、同社が遂げてきた変貌も明らかになってきた。

Minimal 富ヶ谷本店。実店舗としてはほかにMinimal The Baking 代々木上原店を展開。好調だった銀座店はコロナの影響もあり2020年11月に閉店(撮影:今井康一)

まず最も気になるのが、チョコレートかき氷は本当においしいのか、である。2022年6月1日から9月末ごろまでの期間、1日15杯限定で販売されているMinimalのチョコレートかき氷(990円)を試食した。

結論を言うと、ビターかつフルーティーなチョコレートが、ふんわりとして冷たい氷の食感と絶妙にマッチした大人味のかき氷。それほど甘くはないが、さまざまな素材がチョコレート本来の味を引き立てており、スイーツとしての華やかさを十分に感じさせる。

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