「イマドキの部下」の扱いに悩む上司に欠けた視点 SNS世代は常に高い頻度の反応を求めている

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それぞれについて、概要をお話ししましょう。

1 成果・結果に対して、承認する【結果承認】

→ 相手の強みや得意にフォーカスし、すでに結果の出ていることを認める

期待されていた結果を出してくれた時、それについて具体的にポジティブフィードバックをすることです。

(例)「今回の新規顧客の受注にあなたが大きく貢献してくれた。特に細かい問い合わせにも柔軟に対応してくれて、企画書や資料に細かいデータをわかりやすく入れてくれたのが良かったよ。ありがとう」

結果を承認し、成功体験を認識することによって、部下と喜びを分かち合い、絆の強い人間関係をも構築します。ぜひ、積極的に行ってみてください。

成果が出なくても、プロセスを肯定せよ

2 相手が行った行為(まだ結果が出ていないものも含む)に対しての承認【行為承認】

→ 毎日のタスクなどで「やってくれていること」「行っているプロセス」について認める

結果を出している、出していないにかかわらず、相手が行っていることを承認することです。業務に関するコメントや報連相への肯定的な言葉がけも含まれます。

(例)「プロジェクトをうまくリードしてくれてありがとう。情報共有のタイミングがとても良かったよ」

いわゆる成果につながっていなくても、プロセスとしての業務に関して、肯定的にフィードバックしましょう。

「まだ結果が出ていないのに承認して良いのか?」と、不思議に思うかもしれませんが、結果が出る前に「行為」や「存在」を承認されると、人は「これでいいんだ」と確認でき、やる気や自信が生まれ、より良い結果を素早く出すことができるのです。

3 相手の存在を承認し、大切に扱う【存在承認】

→ 1人の人間としてリスペクトし、笑顔で挨拶をする、アイコンタクトをとる、など

どんな結果を出しているかにかかわらず、相手へのリスペクトとして行う承認のことです。

(例)「疲れているようだけど、大丈夫? 何か手伝おうか?」

良質なコミュニケーションにおいて相手を気にかけるひと言は欠かせません。それがあるかどうかは人間関係や仕事のパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。

次ページ存在承認を心がけていても、効果が半減してしまう態度も
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