「イマドキの部下」の扱いに悩む上司に欠けた視点 SNS世代は常に高い頻度の反応を求めている

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ミレニアル世代は、仕事をライフスタイルの一部として捉え、上司のため、お給料のために自らの弱みを改善する働き方ではなく、上司に部下のコーチとなってもらい、双方向の会話(フィードバック)をしながら、自身の強みを伸ばしてもらいたいと考えています。

彼らにとって、フィードバックがない仕事は、ナビなしに目的地に向かえと言われているのと同じなのです。

今や部下指導は、できていないところを指摘し、改善するのではなく、上司が部下の強みを伸ばし、導く形に変わってきています。

そのことに気づき、受け入れることから、部下マネジメントは始まるといってもいいでしょう。世の中も変わり、人も変わります。上司やリーダーと部下の関係も変わって当たり前なのです。

むしろ、新しさを取り入れ、変化し続けることで、実力のあるメンバーが集まる魅力的な組織となり、今いるメンバーの可能性を引き出すことができます。

自分が育った環境が部下にとってもいいわけではない

部下が求めているのは、フィードバック、それもポジティブなフィードバックです。「自分が育った環境=部下にとって良い環境」とは限りません。相手にあったマネジメントこそが、相手の成長を促すのです。

ポジティブフィードバックをしましょうとお伝えすると、「褒めればいいんですよね?」とか「評価やフィードバックと何が違うのですか?」といった質問をいただきます。

フィードバックとポジティブフィードバックは、似ているようで、実は大きく違います。

フィードバック → 人や組織に対し、反応・意見・評価をすること。ネガティブに捉えられることが多い。

ポジティブフィードバック → 相手の行動、存在や結果を「承認」したことを肯定的な言葉で伝えること。

「いいね」など、つねに「ポジティブフィードバック」を受けるのが当たり前という環境で育ってきた彼らは、「いいね」がないと、不安になります。

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