「想像以上に凄い!」アマゾンのリーダー育成研修 幹部候補生を鍛え上げる超豪華なプログラム

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ここから、私が体験したことを実録風にお伝えしていきましょう。

Leader of Leaders 1週目は、「リーダーとは何か」という座学や、写真を使ったワークなどから始まりました。

まずいろいろな写真を30枚ぐらい渡されて、

「この中からあなたの心情をいちばんよく表しているカードを1枚選び、それを選んだ理由を説明してください」

と言われます。そのあと、もっと深いところに視点を移して自分を見つめ直し、それが終わったあとに、再びもう1枚選んで、どう変わったかを表現するというワークです。

そして3日目の晩に、

「明日からはロールプレイングをします。みなさんは電球をつくっている会社の社員です。Aチーム、Bチーム、Cチームに分かれて、どのチームがいちばん活躍するかを競ってもらいます」

と言われ、その架空の会社のどの役職を演じるかを選ぶことになりました。

「みなさんは電球会社の社員です」

用意された役職はCEO、その下にVPが何人か。そしてセールス、オペレーション、マーケティングのVP。そしてその下にはディレクターが大勢ついています。ほかにも電球工場の工場長が2人いたり、マーケティングのディレクターがいたり、セールスのディレクターがいたり。好きな役職を選べるので、私は実際にはやったこともないマーケティングのディレクター役を希望し、許可されました。

そして封筒に入った分厚い書類を渡されました。なにやらその架空の会社で交わされたメールの文面を印刷したものです。これを読んでいくと、その会社の抱える問題が見えてきます。

そしてその晩はメールの束を読み込んで、自分なりに問題を分析してから、次の日のロールプレイに臨みました。

次の朝は、研修担当者の、

「すでにメールを読んで、情報を得ていますよね。では、必要だと思う行動を取ってください」

という言葉からスタートです。

私はマーケティングの担当者として、こんな作戦を立てていました。

「いまはとにかく売り上げが落ちている。売り上げを増やすには、まず電球を増産しなければいけない」

そこで工場長役の人のところに、増産を頼みに行きました。

「いま、輸出用の電球が売れているんだよ。だから増産しないといけない。君の工場のラインに変更を加えれば、おそらく増産できるはずだ。やってみてくれないかな?」

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