「使えます、なぜならば・・・」などと書き起こすより、このほうがより納得感があるでしょう。
最初はまず日誌として使ってみる
――Evernote初心者の方に、仕事で使う上で、何かコツのようなものがあれば、お教えください。
どうしていいのかさっぱりという方には、まずは日誌をつけていただければと思います。日誌だけを集めたノートブックを作って、とにかく日誌を蓄積する。その日誌を後から読み返すために、タグをキーワードにする。日誌は、必ずしも文字で書く必要はなく、写真や音声まで取り込めます。そこに業務日誌をできるだけ細かく書き込んでいくのです。
これだけでも、Evernoteの主要な機能を使っていることになりますし、後で何かしらの問題が起こった場合などに、記録を読み返すことができます。1か月分を越える辺りから、紙よりも多くの記録を残しやすく、検索できる強力さを実感できると思います。
――本書をどんな方に読んでいただきたいですか。
これは「はじめに」にも書いたことですが「理想のノート」に憧れに似た気持ちを抱いている方に読んでみていただければと思います。
年末に文具店の売り場にあふれる創意工夫の限りを尽くした手帳類と、書店に繰り返し登場するノート術の本が示していることは、いろんなノートと万年筆に人を散財させるだけの魅力が、ノートにはあるということです。
幻想かもしれないけれどそういうノートに魅せられている人が、理想のノートを携えて仕事ができたら、仕事への意欲も違ってくるのではないかと思うのです。
また、絵が下手だ、字が汚い、そんなにマメではない、というひと。あまり自分のノートを見返したくないという人にも、Evernoteを試してみる価値は十分あると思います。
もしもEvernoteが仕事に役立てば、ノートをさらに充実させたいと思うようになるでしょう。仕事の記録が整然と残って、悪いことはありません。利便性だけからでも入ることで、結果として「理想のノート」が手元に残ったら、いいのではないかと思います。
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