「不登校のSOS」親が察知すべき2つのポイント 言葉だけでなく行動や身体症状でも現れる
「学校へ行きたくない」と考える子どもが発するSOSには、どのようなものがあると思いますか?
ときに言葉で、ときに行動や身体症状で出されるSOSに対し、親としていち早く察知して受けとめるために、どんなことに気をつければよいか。不登校取材歴15年の本紙記者が親御さんに知っていてほしい2つのポイントをご紹介します(※画像はイメージです)。
新年度は新たに不登校になる子どもも
ゴールデンウィークが明けました。新年度が始まり、すこし落ち着いたこの時期は、フリースクールなどへの問い合わせが増えるなど、新たに不登校になる子どももいます。そこで今回は、不登校の子どものSOSについて考えます。
まず、もっともわかりやすいSOSは「学校へ行きたくない」と子どもが言ってきたときです。このときの親の対応はただ一つ、「わかった」と伝えて、実際に休ませることです。なぜなら、子どもが言葉にして伝えてきたというのは「限界」を知らせるSOSだからです。子ども自身、不登校してよいなどと最初から考えていることはまれですし、そんなことを言ったら親はどう思うかと悩み続けています。葛藤し続け、しかし、もうどうにもならないタイミングがやってきたとき、その一言が出ます。つまり、軽い気持ちで言っているわけではないのです。
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