宮崎VS沖縄、変わる春季キャンプ勢力図 オリックス移動で異変、五輪合宿招致争いも
今年もまた〝キャンプ銀座〟に灯がともった。
プロ野球界にとってキャンプインの2月1日は「正月」といわれる。各チームにとってこの約1カ月は、シーズンの行方を占う大事な期間だが、実は、今年はそのキャンプに異変が生じている。 パ・リーグ前年度2位のオリックスが、沖縄・宮古島から宮崎にキャンプを移転させたことで、勢力図が変わってきたのだ。
なぜオリックスは、沖縄から宮崎へ移ったのか
沖縄には、阪神、ヤクルト、DeNA、中日(以上本島)、楽天(久米島)、日本ハム、ロッテ(石垣島)の7球団、宮崎には、巨人、広島、ソフトバンク、西武、オリックスの5球団が集結した(参考URL=日刊スポーツの「12球団キャンプガイド」などが詳しい)。
1993年以来、オリックスは沖縄・宮古島で22年間にわたってキャンプを続けてきた(その前は沖縄・糸満)が、球場関連施設の老朽化などが目立っていた。離島で練習試合を組む相手に苦慮することもあって、宮崎移転を決断した経緯がある。
新キャンプ地は、宮崎市清武町出身の儒学者・安井息軒(そっけん)にちなんで命名されたSOKKENスタジアムで開催されている。屋内練習場も隣接し、第2球場も今秋完成予定。万全の受け入れ態勢が整ったことが、ついにオリックスを動かしたわけだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら