「会社四季報」は年4回、毎号読むから意味がある 超ベテラン編集者が教える「損しない」読み方
「株式投資のバイブル」ともいわれる企業情報誌『会社四季報』は1936年に創刊して以来、戦中戦後の混乱期を除いて毎年4回発行し続けている。
会社四季報は国内の証券取引所に上場している3800社を超えるすべての企業について、業績、財務、株価、さらには所在地や従業員数などの各種データが網羅されている。そのため、投資家だけでなく、ビジネスや就職活動の場でも重宝されている。
会社四季報は国内の証券取引所に上場している3800社を超えるすべての企業について、業績、財務、株価、さらには所在地や従業員数などの各種データが網羅されている。そのため、投資家だけでなく、ビジネスや就職活動の場でも重宝されている。
そんな会社四季報を30年以上にわたり編集・執筆してきた「プロ中のプロ」が今般、『伝説の編集長が教える 会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい』を上梓した。東洋経済をはじめ日本取引所グループや証券会社などが主催する「四季報読み方セミナー」でも毎回人気の著者だが、参加者たちの話を聞いていて、いつも「実にもったいない」と思うことがあるという。
「会社四季報」を毎号買う人はどれくらいいるのか
「会社四季報を毎号買っている方は手を挙げてみてください」
私は東洋経済新報社に入社後30年以上にわたり『会社四季報』の執筆・編集を続けてきた。そのかたわら、全国主要都市で「四季報読み方セミナー」の講師を務めている。
セミナーに参加する人たちは年齢も職業も本当にさまざまで、投資経験40年以上の「億り人」もいれば、これから投資を始めようと考えている新婚さんや学生さん、和服を着たスナックのママさん風の女性もいる。こうした人たちを前にして、私がセミナーの最初に必ず聞くことがある。それが冒頭の「毎号買っているかどうか」だ。
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