自分の「やりたいこと」が明確になる2つの仕掛け まずは「しなくないリスト」を作ってみよう
2つめの理由は、「したくないことリスト」は「やりたいことリスト」を作るより、根拠がより明確であるからです。やりたいことを突然書くと、目標が大きくてどうしたらいいかわからなくなったり、他者の評価が混在してしまったりと、目指すところが不鮮明になってしまいます。
しかしながら、したくないことは自らの感情のみが判断基準であり、他者に左右されません。それゆえ、本当にやりたいことを探すことに直結するのです。また、したくないことはしたいことよりもスラスラ書ける傾向があります。今までモヤモヤしていたものを書き出し可視化することで、本当は何がやりたいのか考えていくことにつながるでしょう。
そのためにも、まずは「したくないことリスト」を作成してみましょう。
・どのような自分になりたくないのか?
・何をしたくないのか?
・何が欲しくないのか?
を書き出し、自らについて知っていくことが、やりたいことができる人生への近道です。
夢や小さな目標が見つかっても、なかなか続かず挫折してしまうこともあるのではないでしょうか。何に関しても、継続してやり続けるには強い志と忍耐力が必要となります。志や忍耐力のみですべて乗り越えられる人もいますが、それはとても大変です。そこで、志や忍耐力以外の要素でできることを紹介します。
その要素の1つとして挙げられるのが、自分をコントロールするということです。
自己をコントロールする方法とは?
自分をコントロールするのは難しいと考える人が多いと思います。確かに、自分の意思でコントロールできるのは、自らの感情、思考、行動ぐらいです。しかしながら、理不尽な環境や足りない時間、不確定要素をコントロールするより、とても合理的で容易ではないでしょうか。
しかも、自分をコントロールできるようになれば、理不尽な状況にも屈しない人になることができます。そのような人間になることで、やりたいことをかなえるとき、恐れずに向き合っていくことができるようになるでしょう。このなかでは「感情」と「思考」をコントロールすることについて紹介していきましょう。
1.感情をコントロールする
まずは、感情のコントロール方法について紹介していきます。
感情は思考や行動に比べるとコントロールが難しいと感じると思います。確かに、感情は不安定で、怒りなどに任せ失敗してしまったなどという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。それだけ感情は大きな力を持っているのです。
そのような感情をコントロールするカギは「受け取り方」にあります。
私たちは何かを見たり、聞いたり、体験したりしたときに感情が動きます。でもそのほとんどは「思い込み」であり、受け取りたいように受け取っていることが多いのです。
例えば、「上司が怖くて、同じ部署の同僚が苦手だ」と考えていたとします。しかし、実はあなたの状況や起きた現象とあなたの感情は、あまり関係がありません。もし、「怖い」や「苦手」と感じたのであれば、それはあなたが「怖い」や「苦手」と感じる選択し、そのように受け取ったからです。受け取り方は思い込みをなくすことでいつでも変えられるものです。
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