吉田カバンの売れ筋に見た「仕事バッグ」の最新事情 新年度の春は売れやすく「気分転換の買い替えも」
女性2人が「革製バッグ=気分が上がる」と話したのは興味深い。何年か前には「プレゼンテーションの場でも持参できるバッグが欲しい」という声に応えて、女性向けに新たな革製バッグを開発したメーカーもあった。
また、冒頭で紹介した男性が革製ランドセルを愛用するように、革素材なら上質感も演出できる。スーツ×リュックを好まない人からも支持されているようだ。
店舗で選ぶ場合・ネットで選ぶ場合のポイント
最後に「実店舗・ネットそれぞれで選ぶ場合のポイント」を岡田さんに聞いてみた。
「実店舗では、中に何を入れたいか、使用シーンはカジュアルなのか、フォーマルなのか、普段どんな服装で持つかなど、店員さんに具体的に相談するとよいでしょう。お勧めのバッグを手にしてみて、意外に軽い、などを実感できるのは店舗ならではです」
ネットでの選び方については、どうだろう。
「基本はサイトに『探しに来る』のでしょうから、例えば『リュック、パソコン、価格』などのキーワードから検索します。サイズや重さなどのスペックは表示されていますが、具体的なイメージがつかめないかもしれません。私たちもこうした不満に応えようとしています。
手前みそですが、吉田カバンオフィシャルオンラインストアでは、バッグの中が見られたり、別角度から見せたり、人が背負った画像を入れるなど、商品イメージを高められるよう工夫しています」
2020年からは、外出・外食自粛など我慢を強いられてきた。さまざまな規制も緩和されてきた今年の春、新しいバッグで「気分を上げたい」人が増えるかもしれない。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら