吉田カバンの売れ筋に見た「仕事バッグ」の最新事情 新年度の春は売れやすく「気分転換の買い替えも」

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国内出張の場合、1泊2日か2泊3日が多いだろう。ビジネスツールと着替えなどがきちんと入り、本体が軽いバッグが人気だ。

本体が軽いバッグを好む傾向は、展示会視察日でも同様だ。出展する企業から商品サンプルをもらうケースもあり、軽くて機能性のよいリュックで行く人も増えた。

また、共働きで子どもが小さい人は、保育園など「幼子のお迎え日」もある。夫婦どちらかが行くケースが多く、子どもの荷物の持ち帰りでエコバッグも活躍しそうな日だ。女性向けには、こんなバッグも支持されているという。

「ビジネスの機能性も欲しい、という働くママに人気なのが『ポーターガール シア』シリーズのデイパックです。PCが入る収納性もありますが、ポーターのタグやファスナーはゴールドカラー仕様。子育て中でもおしゃれを楽しみたい女性に人気です」

「ポーターガール シア」のデイパック(3万6300円、税込み)は、通常よりも長めの革引き手がついている(左)、バッグを背負った女性も多くなった(右)(写真:吉田カバン)

「気分を上げたい日」に向く革製バッグ

ここまで主にナイロン製のバッグを紹介したが、革製バッグにも一定の支持がある。「色味がきれいで気分が上がる革製が好き」(20代の女性会社員)という声もあった。

一方で、コロナ禍ならではの声も耳にした。

「『ボナベンチュラ』のミアというシリーズの革製ショルダーを買いました。キャメル色は持っているので、今度は白を購入。自分の気分が上がる色が欲しかったのですが、アルコール除菌のシミがつくのは困る。この商品は本革だけど軽くて汚れにくい。アルコールがついてもシミにならない加工がしてあります」(30代の女性会社員)

外出すれば、アルコール除菌を何回もしなければならないご時世。バッグ選びにも影響が出ていた。

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