「間食」を摂らない人が知らない"超残念な真実" 「3要素」を満たすのが「高カカオチョコレート」
では、どんな食品が間食に適切なのか。
私がおすすめするのは、次の3つの要素を含んだものです。
・太りにくいもの(GI値が低いもの)
・おいしくて、手軽に食べられるあまいもの
まず、体にいい栄養素はたくさんありますが、人生100年時代といわれる今、私がおすすめしたいのが「ポリフェノール」です。
なぜなら、ポリフェノールには老化の原因となる活性酸素から身を守る「抗酸化作用」があるからです。
ポリフェノールは植物が光合成によって作る物質で、紫外線や乾燥、害虫などから植物を守っています。つまり、外敵から身を守るための強力なバリアとなる成分なのです。
しかしこのポリフェノール、一つだけ難点があります。それは、体内で長時間蓄積できないこと。摂取して3~4時間後には、効果がなくなってしまいます。
そのため、食事ではなく、むしろ間食で少しずつ摂るのが適している栄養素といえます。
脳内で幸せホルモンが分泌される
また、太らないよう「GI値」に注目することも大切です。
GIとは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、その食品を食べた後にどれだけ血糖値が上がるかを示した指標のことです。
食後血糖値が急激に上がると、インスリンが大量に分泌されます。すると、インスリンの作用で脂肪が分解されずに、細胞に取り込まれることになり、肥満につながる危険性が高くなってしまうのです。
ですから、食後血糖値を急激に上げない、低GⅠ食品を選ぶことが大切です。
そして、おいしくてあまいこと。近年の糖質制限ブームで「あまいもの=悪」というイメージがあるかもしれませんが、あまいのは悪いことではありません。
あまさを感じると脳内で幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、幸福感に満たされます。だからこそ、あまいものには中毒性があります。これは裏を返せば、習慣化しやすいということです。
大切なのは、続けられること。「おいしくてあまいもの」であることは、間食習慣の大切な要素なのです。
実は、これらの3要素を満たす、間食に適した食品があります。
それが、カカオ成分を70%以上含む「高カカオチョコレート」です。
特筆すべきは、そのポリフェノール量。カカオ72%のチョコレ―トには、赤ワインの約15倍、りんごの約12倍ものポリフェノール量が含まれています。
植物に含まれるポリフェノールですが、意外に自然の食品から摂ることが難しい栄養素です。その点、カカオ豆から種皮と胚芽を取り除いたカカオマスには、ポリフェノールが豊富に含まれているのが特徴。カカオマスを原料とするチョコレートは、少量で効率よくポリフェノールを摂取できる、貴重な食品なのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら