進化を遂げた「カメラ付き冷蔵庫」利点と課題 日立40万円超モデルとアイリスオーヤマの「差」
左右のどちらかを開けても撮影が行われ、アプリにはドアを開けた側の最新の写真と、開けていないほうの写真を合成する。いつも最新の冷蔵庫の中身を確認できる仕組みだ。
撮影した写真は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」に転送され、スマートフォンで確認可能だ。アプリでは画像の拡大のほか、過去履歴の表示ができる。
なお、タイミングによっては食品を出し入れするユーザーの頭や手などが写り込むことも。撮影時は庫内のランプが消灯するので、そのタイミングは少し気をつけたほうがいいかもしれない。冷蔵室の最下部にある、ボックス形状の「特鮮氷温ルーム」内は、撮影範囲に含まれない。
広角カメラ搭載で中身がはっきり写る冷蔵庫
アイリスオーヤマは「カメラ付き冷凍冷蔵庫296L STOCK EYE(ストックアイ) IRSN-IC30A-W」を2月22日に発売した。全定格内容積296Lと1~2人世帯にちょうどいいコンパクトなサイズだ。実勢価格は11万9800円。
この冷蔵庫は日立とは異なり、庫内にカメラを搭載している。冷蔵室の扉を開閉後、約8分後から庫内を撮影し、静止画像をクラウドに保存。この画像は対応するアプリを通じて、外出先からスマートフォンで確認できる。
扉の扉上段付近にカメラが搭載されているので、扉の一番上のポケットは撮影されないが、広角カメラを採用しているので下のポケットは写る。また、アプリを通じて、庫内の食材の名称・個数・賞味期限を手動登録することにより食材管理でき、賞味期限前日の食材を事前に通知する機能もある。
カメラ付き冷蔵庫ではないが、ユニークな冷蔵庫を紹介しよう。シャープのクラウドサービス「COCORO HOME」対応のSJ-GK50J(実勢価格は37万2370円)やSJ-MW46J(実勢価格は26万9470円)などの全10モデルだ。
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