心理学者が「9がつく年齢は危ない」という理由 日本では男性42歳・女性33歳が本厄だが…

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ライアンによると、平日に気分が高揚しないのは、自律性が奪われているせい。たいていの人は、上司の都合、お客さまの都合などに振り回されて、「自分の思いどおりに動けない」ということが多いですよね。つまり、自律性が奪われている状態なのです。こういう状態では、人はたえずイライラさせられることになります。

ところが、週末になると、好きな時間に起きても、だれも文句は言いませんし、好きなときに好きな場所に出かけ、好きなことをしていても、まったく問題ありません。完全に自分の好きなようにできるので、だれかにコントロールされているという気持ちにもなりません。こうして自律性が取り戻せるので、人は気分がハイになるのだろう、というのがライアンの分析です。

なお、週末になると気分が高揚するだけでなく、体調もよくなることもライアンは明らかにしています。気分が高揚すると、免疫力も高まるからでしょう。

ちなみに、ウィークエンド効果があまり見られない人もいます。

どういう人かというと、平日から、自分の好きなように行動でき、自分が周囲をコントロールできる人たち。つまりは、会社の経営者ですとか、高給取りのフリーランスの人たちは、平日でも自律性を奪われることはありませんので、ウィークエンド効果は見られません。平日でもずっと気分が高揚しているので、週末だけ上がる、ということはないのですね。まことに羨ましい話ですが、そういう人もいるのです。

人生の節目におかしなことをしないように気をつける

男性は数え年で25歳と42歳、女性は19歳と33歳などが厄年とされています。中でも男性の42歳と女性の33歳は大厄と呼ばれていて、その前後1年ずつに、前厄と後厄があることを考えると、男性で危ない年齢は、25歳、41歳から43歳。女性は19歳と32歳から34歳ということになります。

こういう古くからの言い伝えの正しさはさておき、心理学においても、「こういう年齢は危ないんだよ」ということが明らかにされているのです。その年齢というのは「9 がつく年齢」。

つまり、19歳、29歳、39歳、49歳、59歳、69歳ということです。覚えやすいので、ぜひ9 がつく年齢になる人は気をつけてください。

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