世界経済の混乱により株価は急落。だが、逆風の市場環境でも伸びる株はある。投資法と銘柄選びを徹底解説する。
ウクライナ危機、米利上げ…逆風続く相場での次の一手
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、原油高が止まらない。原油価格の指標となるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート、先物)は一時、約14年ぶりの高値圏となる1バレル当たり130ドル超を記録。穀物や鉱物も上がるなど、ウクライナ危機が世界の資源価格高騰を招いている。原料高が景気を冷やすとの見方から、日経平均株価は2万5000円を割り込んだ。
資源高を受けたインフレの加速でFRB(米連邦準備制度理事会)も動き出す。3月15~16日に予定するFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げに踏み切る見込み。金利の上昇は株価への逆風とされ、さらなる株価の下げに市場は身構える。
今後のシナリオとして考えられるのが下図だ。ウクライナ戦争の長期化で資源価格が高騰、ロシアとの関係が深い欧州経済が打撃を受け、世界経済も下押しされる。
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