資源株や金融株には追い風となる一方、成長株には逆風だ。
ウクライナ危機をきっかけにインフレが加速している。原油価格は3月6日、国際的な指標となるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)の先物が一時1バレル当たり130ドルを超え、約13年ぶりの高値を記録した。穀物や金属などの価格もさらに上昇するとみられ、いよいよ本格的なインフレ時代の到来が見込まれる。すでに2022年1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は米国が7.5%、欧州が5.1%となっている。
マーケットもインフレを織り込んでいる。米10年物国債の利回りは22年2月に一時2.05%と2%の大台を突破し、コロナ前の水準に戻りつつある(下図)。
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