来期純利益予想を『会社四季報』前号と比べ、上方修正額、上方修正率が大きい順にランキングした。3カ月前と比べ、「この企業の業績は上向きそうだ」と記者が判断した好調企業だ。原油高といった足元の逆風にも立ち向かえる「強い企業」の代表といえる。
修正「額」のランキングは前期、今期、来期の純利益がいずれも黒字、修正「率」のランキングは前期、今期、来期の純利益がいずれも10億円以上の会社を対象にしている。
修正額のランキングで1位となったのはトヨタ自動車。半導体不足の解消により、来2023年3月期の生産は過去最高となる約1100万台を見込む。SUVを軸に新型車が寄与するほか、高級車のレクサスも拡大。資材高をかわして業績は伸びる。遅れていたEV(電気自動車)についても、30年までに30車種を投入し、世界での販売を350万台にする計画。こうした脱炭素への対応も着々と進めている。来期は連続増配も見込まれる。昨年9月末には1株を5株にする株式分割を実施。個人投資家も買いやすい株価となり、株主層の拡大を図っている。
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