稼ぐ力のある企業を探すため、売上高営業利益率に着目した。営業利益を売上高で割って算出する数値だ。これが高ければ、商品やサービスの原価を大きく上回る価格設定ができており、稼ぐ力が強いといえる。左表は売上高営業利益率が今期10%以上あり、来期さらに改善する企業。来期の売上高営業利益率から今期の数値を引いた「売上高営業利益率増加幅」の大きい順にランキングした。
1位のディップはインターネットで求人情報サイトを展開する企業。アルバイトの「バイトル」、派遣中心の「はたらこねっと」などだ。主力のバイトルが医療・介護向けに順調に伸び、飲食向けも急回復しつつある。情報サイトは初期の構築コストこそ大きいが、サイトでの取扱件数を増やすのに追加的なコストはさほどかからない。新規の大がかりなサイト立ち上げなどを行わない限り、売上高の増加が利益率向上につながる。
2位のエフオンは木質バイオマス発電会社。発電所建設にコストはかかるが、運転を開始し、売電が進めば、収益性は急速に改善する。来期は5基目となる和歌山・新宮のバイオマス発電所の通期貢献が見込める。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら