PBRやネットキャッシュ倍率を基に、割安なゼネコンを選出。
2年ほど前まで続いた東京五輪の特需で、ゼネコン各社は豊富な現預金を手元に抱えている。にもかかわらず株価が割安に放置されている会社が多く、アクティビストに狙われた。
今後はどの会社が狙われるのか。村上世彰氏は著書『生涯投資家』の中でこう述べている。「時価総額に占める現預金(不動産、有価証券など換金可能な資産を含む)の割合、PBR(株価純資産倍率)、株主構成などを点数化してスクリーニングをする」。
村上氏の発言を考慮しつつ、アクティビストが目をつけそうなゼネコンをあぶり出したのが下表のランキングだ。東証業種分類が「建設業」の上場企業を対象にした。
株価が割安(PBRが低い)、現金などの資産が時価総額に比べて豊富(ネットキャッシュ倍率が低い)、外国人株主の割合が高い(外国人持ち株比率が高い)、財務が健全(自己資本比率が高い)という4条件で各社に順位をつけ、それらを点数化してランキングした。
1位は岡山県を地盤に全国展開する中堅ゼネコンの大本組。2位は建設基礎工事の専業大手テノックス。アクティビストに経営統合などを迫られる建設会社はどこか。上位企業に注目だ。
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